悲惨な新車…大切な愛車のためにできること

こんにちは。

NOJ新潟店代表の鈴木です(^-^)

相変わらず、施工にメンテナンス、新規の問い合わせと、毎日忙しくさせていただいております。

皆様、本当にありがとうございます。

本日は悲しいお話になってしまのですが、先日、私が以前勤務していた会社の後輩から相談に乗ってほしいと連絡がありまして、状況をお聞きしたところ、新車納車の2時間後にボディー全体にシミが付いていることに気付き、販売店にて原状回復作業をしてもらったのですが、改善されていないので相談にのってほしいとのことでした。

車両を確認したところ、花粉シミの付着と、販売店での原状回復時に入ったと思われる磨き痕、磨きキズが多数確認できました。

車両の状態から、花粉シミを取るために磨きを入れたと推測されるのですが、花粉シミの改善については、熱分解して処理するのが一般的ですが、花粉によるシミと判断できずに誤った磨きをかけてしまうと花粉の成分（ペクチン）が塗装の内部へと入り込み、熱分解ができなくなってしまいます。

実際に、この車両も熱分解が不可能な状態になっており、さらには磨きによるキズが全体に入ってしまっておりました。

このような状態になってしまうと、磨きキズの改善と合わせて花粉シミ改善のための特殊な磨き処理が必要となります。

原状回復費用も当然高額になりますし、何よりも新車の状態で本来必要のなかった磨き作業（＝塗装を削る作業）を入れざるを得ない状況になってしまいます。

今回のケースは、ごくまれに起きる現象だと思うのですが、これに限らず、大切な愛車を守るためにも、何か問題が起きた場合、その分野を専門とする知識や経験のある専門店に相談することをお勧めいたします。

原状回復後は、オーナー様も安心できたご様子でしたので、私もホッとしております。